定量的プロジェクト管理ツール(IPF)システムの構築

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) 様

開発の背景と目的

独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)様では、ソフトウェア開発力の強化を目的としてソフトウェア開発プロジェクトの定量的管理を重点的施策の1つとして取り組んできました。その成果を国際標準ISO/IEC 291551 に反映させると共に、書籍(「定量的品質予測のススメ」、「ITプロジェクトの「見える化」」 等) の出版やセミナーの開催を通して普及に努めてきました。
本ツールの目的は、ソフトウェア開発プロジェクトの状況を表す定量データ(ソフトウェア規模(行数)、障害情報(件数、解決状態、重要度、工程、密度などで分類可能なもの)や工数・工期などの数値データ)を自動収集し、社内の基準値等、計画値と比較することによって定量的分析、診断を行える実用的なツール(プロジェクトコードネーム:IPF)をオープンな環境を利用して開発し、広く一般に提供することです。これにより、中小規模プロジェクトでの定量的プロジェクト管理を可能にし、品質信頼性及び生産性の継続的向上がもたらされることを期待しています。

 

 

定量的プロジェクト管理ツールとは

定量的プロジェクト管理ツールは、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、タスクの進捗、課題・障害の解決状況、工数等を適切に把握するためのツールです。プロジェクト進捗過程で測定する定量的なデータを用いて品質や進捗の状況を グラフィカルな画面を通じて適切に把握できます。
リスクを可視化し、問題を早期に発見する定量的プロジェクト管理を実現することができます。

構成と概要 ~各ツール・機能はオープンなプラットフォームを利用し構築~

ツール化実装版においては、プロジェクト管理プラットフォーム( Redmine、Trac )を利用し、版管理ツール( Subversion、Git )と組合せ、定量データ情報の蓄積・グラフ表示情報を作成し、定量的分析・診断を行います。また、グラフ表示により定量的分析・診断を行う機能を担うIPFライブラリを構成します。

ツール全体のイメージ図